つみかさねてゆく。

製造業 海外営業 社会人4年目。しごと、ことば、本、映画。今日という日を忘れずに。

2016-01-01から1年間の記事一覧

それでも、分かろうとしなければいけない

なんだか社内向きなことばかり。言ったことは思い通りには、通してもらえず、理解してもらえず、言われたことは腹落ちしてなくとも受け入れざるを得ない。もういいや、と投げ出したくなるし、もう知らないよ、と距離を置きたくなる。それでも、どちらかが、…

Bad News First

新人研修のころ、仕事の基本として教わった言葉。報告すべきは、悪いニュースから。そのときの課題や問題を上司に報告する。正しいと思って今までやってきたけれど、単身海外に駐在となったいま、何でも日本にいたときと同じやり方では、自分の負担が大きく…

CommitとEffort

少しの言葉の違い。自分の状況、スタンスを明確にすること。日本社会の阿吽がない海外ビジネスはより注意を払う必要がある。受注後にいつもやってくる納期問題。お客さんの手前、正直にいきなり「出来ません」とはいえないところ。努力します(make a effort…

海外赴任します。

このたび海外赴任の辞令がでました。通常の仕事を回しつつ、VISAの準備に、引越し作業に、色々な方へのご挨拶。様々なイベントに翻弄されています。。ある方からは駐在員は「2年間」戻されることもなく、その地で続けられれば、最低限の仕事はしているよ、…

どんな人でもいる意味がある。

なんでお願いしたことをやってくれないのか。なんで自分で考えて動いてくれないのか。なんでそんなにテキトーな仕事をするのか。(自分のことはさておいて?!)会社で働く以上、他人の仕事ぶりにため息をついてしまうこともある。自分でやったほうが良いの…

忙しいときほどコミュニケーション。

仕事がたまる。時間は有限。何から手をつけるか。そんなときいかに一つ一つのタスクを早く簡単に遂行するかを考える。そんなとき手をつけやすいのがメール。当たり前のように言われているのだけど、やっぱりメールは伝わらない。。1週間に2回もミスした原…

なにが本物かを考える

海外でビジネスをする上で、常にぶつかるのが情報の欠如。得体の知れない異文化の国で、不確実な情報から何を判断するか、その勘所を磨く必要があるなぁと感じる。例えば、東南アジアの国では、客から明日までにスケジュールを知らせる、と言われて、正直守…

飲み会の愚痴を受け止める?

とある日の社内の飲み会。人間たるものたまには社内の人事や日頃の愚痴が話題になることも会社員あるあるというものか。悪口は良いことではないけれど、それもある意味プラスに変えたいなと思う。ビールを1杯、自分の意見を持たず、上の意見をただ横流しする…

読書メモ『フィンテック 金融革命の全貌』

最近の注目ワード、ということで情報収集。これがフィンテック、という何かがあるわけではなく、端末のモバイル化、通信高速化、メモリの大容量化を背景として、これまで特別な業界とみられていた「金融」へのアクセスが容易になってきた事象のことをさすと…

現実と理想を埋める階段をつくる。

お客様への提案活動。顧客自身に明確なあるべき姿がなく、提案とフィードバックを繰り返していく中で、輪郭が見え始め、我々も理解が深まっていく、そんな経験をした1週間でした。我々が提案したい姿と、顧客の現状認識との間には、ときに大きな乖離がある。…

仕事で人を感動させるには。

メールできた些細な社内の問い合わせ。返答したところ、「かゆいところに手が届く回答で感動しました。」とのコメントを頂いた。社交辞令であることは理解しつつも、こういうコメントは嬉しくなる。仕事で人を感動させたことはたぶん今までないだろう。やっ…

責任を持たせず任せない。

仕事をしていると、大人の汚さを見ることがある。裏切られた、そんな気持ち。ある代理店とサービススキームの契約協議。事業部門からビジネス企画担当が1人営業部門から私が対応を行っていた。本契約はアライアンスを組む代理店が貰うエンドユーザーからの…

読書メモ『未来を切り拓くための5ステップ』

社会人最初の3年間が終わり、満員電車での通勤や、人間関係、会社ならではの慣例が、当たり前に感じるようになったこの頃。将来へ漠然とした不安を持つことも多くなりました。この3年間、着実に仕事の充実度は増し、今の仕事には満足しているけれど、次の3年…

読書メモ『外資系とMBAに学んだ先を読む会話術』

出張前の成田空港にて購入。一見経験知になりがちなコミュニケーションをマーケティングと結びつけて体系化しようとしているところに好感。当たり前のことなのだけど、それを意識出来るかどうかが、さらに高みを目指す上で必要なのだと思う。最近は現地代理…

頼むことを躊躇しない

海外出張中の休日。ホテルのプール横で読書をしていた時のこと。ある中国人の女性から写真を撮って欲しいと頼まれた。ぱしゃり。念の為に2回撮る。「確認してください」写真を見て、いい写真だと笑った後、今度はカメラを横にして撮ってとのこと。はい、ぱし…

お客さんに感謝される経験

4〜5月は業務引継ぎの期間。昨年1年間担当した代理店へ最後の訪問。大変嬉しいことに多くの感謝の言葉をかけていただいた。正直自分で振り返っても、仕事ぶりが良かったわけでもなく、後任者に多くの宿題事項を残す始末。それでも、その会社の為に全力で取り…

できないです。と言えるか

時間に追われる中で、新たにやるべき事が増える。「大丈夫?できそう?」上司の問いかけには反射的に「やります」が口から出る。それでいて締切に間に合わず、さらにお時間をもらうことに。。「もっと早く言ってくれればよかったのに。」上司の評価は少なか…

全ては目の前の事から

仕事をしていると、「あぁ!あれやってなかった」が突然頭の中に飛び出してきて、もうその事しか考えられなくなる時がある。仕事の計画を立てていると、納期を逆算したスケジュールからは対応が間に合わなくなってしまい、すべき事にも手がつかなくなる時が…

休みのことを、いつ考えるか

気づけばゴールデンウィークが間近となり、お休みの予定を考えるこの頃。休み何するかを考えるために休み1日を使ってしまった日には何のための休みかよく分からなくなってくる。楽しむことを考えるためにストレスをためる。そんな悪循環に陥るのは個人の性…

空港での準備

本日より出張。羽田空港。チェックイン待ちに40分。お土産レジ待ちに20分。いつも安く航空券を買うよう涙ぐましい努力をしている関係でステータスを持っていないのは仕方がないとして、WEBチェックインで待ち時間は5分になり、お土産は前日に東京駅あた…

『何かを欲しいなら、何かあげる』

土曜日、この1週間の残課題を思い出す。対社内。思った通りのスケジュールに進まない。プロジェクトの遅れ。対社外(代理店)意識、アクションのズレ。思った通りの道筋にビジネスを動かせない。思わず、憂鬱になってしまうお休みに、ふと去年の上司の方の言…

結局課題はなんなのさ

「結局課題はなんなのさ」お客さん訪問で言われたことを言葉通りに持ち帰り、社内で相談をはじめたとき、この言葉を聞いて、はっと我にかえってはまたやってしまったー、と思うことが多い。問題の考え方なんて、就職活動のグループワーク公式となんら変わら…

まとめたい気持ちと立ち戻る勇気

仕事で失敗しました。価格、条件交渉の過程、考えてた落し所が見えてきたときのこと。先方から直前で仕様変更要求がありました。当初想定より原価上昇となってしまうことに。本来ならば、これまでの交渉過程は気にせず、仕切り直してゼロベースから提案を再…

タフな要求対応(納期編)

「話が違うよ。いまさら何を。。」こんな無理なことお願いしても難しいだろうなぁ。日本人ならついそう考えてしまいそうなこともアジアでは何食わぬ顔で言われることがある。かれこれ付き合いの長い代理店。受注生産での通常リードタイムは3ヶ月。わかりきっ…

ショーンK経歴詐称から考えること

最近気になったのが、経営コンサルタント ショーンK氏の経歴詐称問題。批判は置いておいて、面白いのは彼の見た目、声、要所要所での身振り手振り、彼が作り出す雰囲気は、確かにそれっぽいということ。昔のコメントをする動画を見てみると、いやはやあんま…

競合比較

大変お世話になった尊敬する元上司の方と、帰るタイミングが同じくなり立ち食い寿司。。近況報告がてら仕事の話になり、差別化の難しさ。について相談。最近の自分の悩みは考えれば考えるほど、自社製品の短所ばかり見えてしまうこと。気づけば、無い物ねだ…

鑑賞メモ『村上隆の五百羅漢図展』

本日最終日ということで、非常に混み合ってました。現代芸術。とっつきにくい分野と思いつつも、その世界観、絵の持つ迫力に圧倒。。どの作品も単なる思いつき、ひらめきだけで形になるのではなく、綿密にリサーチされた歴史的日本芸術と戦後の日本文化の「…

読書メモ『七つの会議』

true 池井戸潤氏の作品が新たに文庫化。読み応えのある作品でした。お薦めです。ある中堅メーカーで発生した不正事件。各章、別の社員目線で語られる作りになっており少しずつ事件の全容が明らかとなっていく。私も企業で働く一介のサラリーマンだが、それぞ…

オプションを作り出す。

営業の仕事はお客さんに対してオプションを作り出すこと。交渉の機会が多いこの頃。悩める自分への上司の一言。交渉は後ろ向きに捉えると後退戦だと思う。追い詰められる中で、万歳突撃で楽になってしまいたいところ、我慢して我慢して、時には譲歩して妥結…

バッファをコントロールする。

海外営業をしていると、現場と本社の間で板挟みになってしまうことが良くある。交渉経緯をひっくり返す本社指示に、先週の報告がなかったかのように毎日めまぐるしく変わる現地事情。現地には現地の事情があり、本社には本社の論理がある。平の自分には結局…