鑑賞メモ『村上隆の五百羅漢図展』
本日最終日ということで、
非常に混み合ってました。
現代芸術。
とっつきにくい分野と思いつつも、
その世界観、絵の持つ迫力に圧倒。。
どの作品も単なる思いつき、ひらめきだけで
形になるのではなく、
綿密にリサーチされた歴史的日本芸術と
戦後の日本文化の「混ぜ合わせ」によって
生み出されていた。
まさしく創造とは、
何もないところから生まれるわけではなく、
歴史、知識の蓄積が、
自分で咀嚼できるレベルに達した時に
爆発するもの。。
本展示会の面白いところは、
メインの五百羅漢図が生まれるまでの
製作過程も紹介していること。
過去の歴史的作品リサーチ
全体的な構想づくり、
登場するキャラクターの下絵づくり
分刻みの製作スケジュールと
ゴールに達するまでの動きは
ビジネスと全く変わらない。
美術で成功するには、
「世界で唯一の自分を発見し、その核心を歴史と相対化させつつ、発表すること」とのこと。
業界が違えど、
核心は同じなんだ。