つみかさねてゆく。

製造業 海外営業 社会人4年目。しごと、ことば、本、映画。今日という日を忘れずに。

忙しいときほどコミュニケーション。

仕事がたまる。
時間は有限。
何から手をつけるか。

そんなときいかに一つ一つの
タスクを早く簡単に遂行するかを考える。
そんなとき手をつけやすいのがメール。

当たり前のように言われているのだけど、
やっぱりメールは伝わらない。。
1週間に2回もミスした原因は
つきつめると、そんなところにありました。

伝えたつもり。
相手もわかってくれたという思い込み。
自分の手からボールが離れたように見えて、
物事は全く解決していない。

楽なように見えて、
そこで生まれる認識違いや、
相手との確認にかかる時間差が
後々2倍も3倍ものタスクになって
ふりかかってくることがある。

忙しいほど、コミュニケーション。
直接話す。電話する。戒め。。


なにが本物かを考える

海外でビジネスをする上で、
常にぶつかるのが情報の欠如。
得体の知れない異文化の国で、
不確実な情報から何を判断するか、
その勘所を磨く必要があるなぁと感じる。

例えば、東南アジアの国では、
客から明日までにスケジュールを知らせる、
言われて、正直守ったのを見たことがない。

これを何も知らない日本の本社にそのまま報告し、その後数ヶ月返事がないようものなら、どんな情報の取り方をしているのか!とお叱りを受けてしまう。

またあるとき、客の会社内でもある人とある人が全く異なることを言っていたとき、
「会社の中の方針は1つに決まっているはず」というバイアスを持って聞いていると、
毎日言われることが違う、と頭をかきむしり怒り狂ってしまう(人もいる。。)

鵜呑みにせずに考えるために重要なのは、
その情報に対してどう思うのか、
次にどう進めたいのか、
自らの意志を持って聞くこと。
そしてそれを出来る人が決して多くはないと
思うのが自分の印象。。

そんなバイアスや思い込みの調整に入ることも海外営業の仕事だと感じるこの頃です。





飲み会の愚痴を受け止める?

とある日の社内の飲み会。
人間たるものたまには社内の人事や
日頃の愚痴が話題になることも
会社員あるあるというものか。

悪口は良いことではないけれど、
それもある意味プラスに変えたいなと思う。

ビールを1杯、
自分の意見を持たず、
上の意見をただ横流しする
中間管理職には、
伝書鳩」とのあだ名がつけられ、

日本酒に突入し、
新しい挑戦に首を縦に振らない
マネジメントに対しては、
「ビジネス最大のリスクは、
リスクを取らないこと。」だと、
批判が飛び出す。

生産性のない飲み会とも思いつつ、
こうした人たちの不満を聞くとこは、
裏を返せば相手を気持ちよくする術を
知ることにもつながる。

いずれにせよ、後ろ指さされない
真っ当な仕事をしていきましょう。。

読書メモ『フィンテック 金融革命の全貌』

最近の注目ワード、ということで情報収集。
これがフィンテックという何かがあるわけではなく、
端末のモバイル化、通信高速化、メモリの大容量化を背景として、これまで特別な業界とみられていた「金融」へのアクセスが容易になってきた事象のことをさすと理解した。
個人的には、自分の情報が吸い取られる気味悪さや、知らないところで損をしてしまう怖さ、デジタル疲れは(特に日本人)まだまだ根強いのではないか、という印象。
従来の金融機関や、ITベンダはこの動きに追随する努力を行うとともに、フィンテック企業に出来ない強みの最大化が鍵だと感じた。

以下、メモ
・単なる決済取引から情報収集及びその使い方に差別化ポイントが移ってきている
・特徴
  「より多くのひとに」→チャネル拡大
  「より手軽に」→シームレスなアクセス
  「より安く」→コスト削減
スマホサービス上での戦いへの移行
    信頼、ブランド重視→本当に役立つもの
・他業種の金融事業進出→本業の顧客をつなぎとめるための付帯サービス
(金融の手段化)
P2Pの発展
   「一対一の物々交換」時代への原点回帰
     ユーザと向き合うことの重要性↑

決定版 FinTech

決定版 FinTech

現実と理想を埋める階段をつくる。

お客様への提案活動。

顧客自身に明確なあるべき姿がなく、
提案とフィードバックを繰り返していく中で、
輪郭が見え始め、我々も理解が深まっていく、
そんな経験をした1週間でした。

我々が提案したい姿と、
顧客の現状認識との間には、
ときに大きな乖離がある。
そんなときは全くささらない。

そんな時は、
1度で全てを変える提案ではなく、
中長期での変革プラン、
理想と現実の間にもうワンステップ
足してあげることが必要だと感じた。

きっとこの考え方は、
社内での物事の進め方でも、
自分自身の目標設定でも同じ。
気づきを得たお客様訪問でした。

仕事で人を感動させるには。

メールできた些細な社内の問い合わせ。
返答したところ、「かゆいところに手が届く回答で感動しました。」とのコメントを頂いた。

社交辞令であることは理解しつつも、
こういうコメントは嬉しくなる。
仕事で人を感動させたことは
たぶん今までないだろう。

やったことと言えば、
自分への質問メールの下記にくっついてきた
それまでの経緯も一通り読んだ上で、
相手が実際に欲しい情報は何かを考えて、
確認されたこと以外の付加情報も加えたこと。

今回はたいしたことはしていないのだけれど、
きっと仕事の基本は変わらないのでしょう。
いつかはお客さんを感動させてみたい。


責任を持たせず任せない。

仕事をしていると、
大人の汚さを見ることがある。
裏切られた、そんな気持ち。

ある代理店とサービススキームの契約協議。
事業部門からビジネス企画担当が1人
営業部門から私が対応を行っていた。

本契約はアライアンスを組む代理店が貰う
エンドユーザーからのメンテナンス料を
自社と代理店の担うアフターサポートの
責任を決め、取り分を整合する交渉となる。

本契約の決裁権は事業部門にあり、
もう1人の年輩者が主に契約の
ハンドリングをしていた。

正直、その方が先輩ということもあり、
自分を巻き込まずとも進めていく節が
あったので、私としても手を離していた。

まずかったのが、その方が
価格交渉まで始めてしまったこと。
東南アジアの強い要求に屈し、
あれよあれよと譲歩した結果、
合意事項は既成事実化し、
社内交渉ラインになっても相手は納得せず、
引くにも引けない状況になってしまう。

ここにきて、さあどうしたものか、
私も任せてしまったことを悔いつつ、
一緒に対応案を考えようと相談した矢先、
此の期に及んで、もともと価格交渉は
営業部門マターであり、
今後は君が行うべきだと言ってきた。
(私はしらない、という)

しまったな、と思った。
責任を持たせないままに
その人のやる気や好意?に任せた結果、
彼の失敗が自分に降りかかってきてしまった。

必要ならば協力する、
そんなスタンスの人ほど、
信用してはいけないのだなぁ、、と

正直この手の、やらなくて良いことをやって、
自分の手柄をあげる(失敗しても自分の責任にならない)一方で、本当にやるべきことをやらない社内パフォーマーな人間は存在する。

任せるには、その責任の所在を
明確にしなければいけない。
ビジネスをする上で、好意に甘えることは
後々火種となることを学んだ。。