つみかさねてゆく。

製造業 海外営業 社会人4年目。しごと、ことば、本、映画。今日という日を忘れずに。

読書メモ『未来を切り拓くための5ステップ』

社会人最初の3年間が終わり、
満員電車での通勤や、
人間関係、会社ならではの慣例が、
当たり前に感じるようになったこの頃。
将来へ漠然とした
不安を持つことも多くなりました。

この3年間、着実に仕事の充実度は増し、
今の仕事には満足しているけれど、
次の3年、5年、10年を考えたときに
今の仕事と違いがないんじゃないか。
慣れはあっても上積みはあるのか。

それじゃあ何をしたいのか、
そもそも俺は何を目指しているんだよ。。
そんな心のつっこみが入り、
自分のアイデンティティ探しに耽るのです。

「起業」
最近じゃあ、意識高い系友人の「いいね」に
引っ張られて、赤の他人の若手起業家の
充実アピール投稿が嫌でも目に入ってくるわけで。選択肢にない訳でもないだろう。
そんな思いもあり、本書購入。

起業はビジネスの源泉なわけで、
仕事をする上でも重要な要素が多い。
考えるべきことはシンプル。
なぜ自分のビジネスに顧客がお金を払うか、
を徹底的に考えること。

結局はリスクをとるかどうかなんですよね。
この本を読んだ以上、自分の知識だ経験だ、
そんなことで、やらないことの理由には
できなくなりました。そういう意味で読んでいながら自分の覚悟を問い詰められる一冊。

未来を切り拓くための5ステップ: 起業を目指す君たちへ

未来を切り拓くための5ステップ: 起業を目指す君たちへ

〈メモ〉
*「起業とは、高い高い崖から飛び降りて、地面に着地するまでに、宙に浮いた状態で、自力で飛行機を作って、それに飛び乗る感覚に似ている」
*何をやるかよりも、誰とやるか
*ビジネスのアイデアは「現状に不満がある」か「もっと⚪︎⚪︎になりたい」を解決すること。(この2つだけ)
*一桁違いを目指す(10倍、1/10)
*実際に買ってくれた人の話だけを聞く
*ものを売るのではなく、自分の製品が世の中に広まることによって世の中が良い方向に変化するかという夢を売る。
*お客様は自分がその触媒になっていると思ったとき、色々な人に伝えようという気持ちになる。
起業家精神とはリスクをとること
*失敗していないのは、リスクをとっていないから
*1度目の起業は本書だけで出来る。

読書メモ『外資系とMBAに学んだ先を読む会話術』

出張前の成田空港にて購入。一見経験知になりがちなコミュニケーションをマーケティングと結びつけて体系化しようとしているところに好感。当たり前のことなのだけど、それを意識出来るかどうかが、さらに高みを目指す上で必要なのだと思う。

最近は現地代理店と一緒にエンドのお客様まで会いに行くことが増え、いかに話題を切り出すか、いかに本音を引き出すか、など
最前線での試行錯誤中。語学がそこまでなので、高度な会話にはならないのだけれど。。

会ったときに
この人はどんなタイプの人なのか。
どんな話題で打ち解けられそうか。
自分なりの思考の型ができてくると、
自信や落ち着きも出てくるのでしょう。

外資系とMBAに学んだ「先を読む」会話術 (PHPビジネス新書)

外資系とMBAに学んだ「先を読む」会話術 (PHPビジネス新書)

《メモ》
*エグゼクティブサマリーの目的は上司に行動を促すこと。「いつまでに、何をして欲しいか」を箇条書きでシンプルに。

*お客様の名前を忘れた時、非礼を詫びない切り返し。

*コミュニケーションは常に相手目線。
相手のタイプから話のまくら(つかみ)をイメージする。

*プレゼンの目的は相手に決めさせること。
誰が意思決定に影響を与えるのかを考える。

※付加価値をどうつけるか。頼まれたとき、その周辺に隠れている潜在的なニーズを発見し、おまけを用意しておき、ここぞという時に提供する。

*1対1の接近戦の場合は、いきなり本題に入るのではなく、観察することで共通点を見つける。

*KSFとKBF
自分が提供できるものと、お客様が欲しがっているもののギャップを埋めることを考える

※プロモーション戦略は他のPを設定したあとに考える。



頼むことを躊躇しない

海外出張中の休日。
ホテルのプール横で読書をしていた時のこと。
ある中国人の女性から
写真を撮って欲しいと頼まれた。

ぱしゃり。念の為に2回撮る。
「確認してください」

写真を見て、いい写真だと笑った後、
今度はカメラを横にして撮ってとのこと。
はい、ぱしゃり。
すると今度はプールに入った状態で。
はい、ぱしゃり。
今度はプールのへりに座る後ろ姿で。
はい、ぱしゃり。

リクエストはどんどん専門的になっていき、
最後には泳ぐ姿をムービーで撮ることに。
知らない女性の平泳ぎを撮影している自分が
滑稽で、なんだこれ、になりました。

こんな不思議体験から学ぶべきは、
依頼することに何のためらいもないこと。
そして予想よりも注文は多いとはいえ、
自分自身はその依頼を受け入れた身であり、
何か不快な思いをしたわけでもない。

日本人の感覚では、
知らない人が話しかけるわずか10秒が、
相手を不快にさせてしまうのではないか、
そんな気にさせてしまう。

依頼することは、前向きに考えれば積極的にコミュニケーションをとるということであり、
相手の反応から相手を理解することにも繋がるのだと思う。

海外はやはり面白い。

お客さんに感謝される経験

4〜5月は業務引継ぎの期間。
昨年1年間担当した代理店へ最後の訪問。
大変嬉しいことに多くの感謝の言葉を
かけていただいた。

正直自分で振り返っても、
仕事ぶりが良かったわけでもなく、
後任者に多くの宿題事項を残す始末。

それでも、その会社の為に全力で取り組もう、という自分の姿勢をお客様に感じ取っていただけたのかなぁ、と帰りの飛行機で思うのでした。

思い返せば、新しく担当になったとき、
当時の上司の「お客さんには一生懸命やっているか、手を抜いているかが分かる」
という言葉を思い出した。

こういう経験を積み上げていきたい。
成功体験のエッセンスを
次の仕事に活かしていこう。。

できないです。と言えるか

時間に追われる中で、
新たにやるべき事が増える。

「大丈夫?できそう?」
上司の問いかけには反射的に
「やります」が口から出る。

それでいて締切に間に合わず、
さらにお時間をもらうことに。。
「もっと早く言ってくれればよかったのに。」
上司の評価は少なからず下がったに違いない。

できないときのアラームは
どの様にあげれば良いのだろう。

打診されたとき、責任感や、
できない奴と思われたくないばかりに
「できないです。」といえなかったのも
あるけれど、あのとき冷静に
「今自分が持っているその他のタスク」と
「残された納期までの時間」を
定量的に見積もることができていれば、
少なくとも上司に判断を仰ぐことは
出来たのではないか。。

課題管理の見える化と、
自分自身の基本的な作業時間を
定量的に把握することで、
今回の失敗が解決できるかもしれない。

今日もまた学ぶ。


全ては目の前の事から

仕事をしていると、
「あぁ!あれやってなかった」が
突然頭の中に飛び出してきて、
もうその事しか考えられなくなる時がある。

仕事の計画を立てていると、
納期を逆算したスケジュールからは
対応が間に合わなくなってしまい、
すべき事にも手がつかなくなる時がある。

この悩み、本当に無駄なのだけど、
何故かやめられない。。
それでいてかなり仕事の進捗に
精神面から影響してくる。

上司に言われたのは、シンプル。
「全ては目の前の事から」
どんな壮大な計画も、
チャレンジングな状況も、
目の前の鍵を開ける事から始めなければ
何も始まらない。。

詰まった時はこの言葉を思い出す。





休みのことを、いつ考えるか

気づけばゴールデンウィークが間近となり、
お休みの予定を考えるこの頃。
休み何するかを考えるために
休み1日を使ってしまった日には
何のための休みかよく分からなくなってくる。

楽しむことを考えるためにストレスをためる。
そんな悪循環に陥るのは
個人の性格によるものなのか。

それにしても旅行サイトを
何度も何度も確認する労力は大きい。
選択肢が増えすぎてしまった最近は、
もはや個人の能力での選択には限界が
きているのではないかと思う。

条件検索では、選別が粗すぎ、
かといって一つ一つ見ていくとキリがない。
その中間にまだビジネスチャンスがある気がする。