つみかさねてゆく。

製造業 海外営業 社会人4年目。しごと、ことば、本、映画。今日という日を忘れずに。

どの立場に立って仕事をするか

こつこつ頑張ってきた案件で入札が間近。

競合に勝つための価格案を立案し、

社内稟議が必要。


コストが厳しい。

採算性が悪くなってしまった価格案で、

本当に進めて、会社として良いのだろうか。


「会社として」

そんな変な客観的視点に悩み、

もやもやしたまま課長にぶん投げてしまう。


そんなもんだから、

君は考えてすぎなんだよ。

最終的なジャッジは上司がするんだから。

やっぱり言われた。


担当だったら、周りが見えなくなっても、

目先の仕事に拘って良いのかもしれない。

若手だったら、顰蹙を買ってでも

バカな意見を言って良いのかもしれない。


自分だから言えることがあるし、

売上ノルマを考える営業担当がいて、

利益率を考える企画、事業サイドがいる。


異なる考え方を持った人間が、

公平にぶつかって妥当解をみつける。

それが会社の健康な姿なのだとも思う。


勿論会社のことを考えるのは大切だけど、

自分の意見をごまかす言い訳にしてはいけない。頭の良い馬鹿になりたい。