どの立場に立って仕事をするか
こつこつ頑張ってきた案件で入札が間近。
競合に勝つための価格案を立案し、
社内稟議が必要。
コストが厳しい。
採算性が悪くなってしまった価格案で、
本当に進めて、会社として良いのだろうか。
「会社として」
そんな変な客観的視点に悩み、
もやもやしたまま課長にぶん投げてしまう。
そんなもんだから、
君は考えてすぎなんだよ。
最終的なジャッジは上司がするんだから。
やっぱり言われた。
担当だったら、周りが見えなくなっても、
目先の仕事に拘って良いのかもしれない。
若手だったら、顰蹙を買ってでも
バカな意見を言って良いのかもしれない。
自分だから言えることがあるし、
売上ノルマを考える営業担当がいて、
利益率を考える企画、事業サイドがいる。
異なる考え方を持った人間が、
公平にぶつかって妥当解をみつける。
それが会社の健康な姿なのだとも思う。
勿論会社のことを考えるのは大切だけど、
自分の意見をごまかす言い訳にしてはいけない。頭の良い馬鹿になりたい。