つみかさねてゆく。

製造業 海外営業 社会人4年目。しごと、ことば、本、映画。今日という日を忘れずに。

なにが本物かを考える

海外でビジネスをする上で、
常にぶつかるのが情報の欠如。
得体の知れない異文化の国で、
不確実な情報から何を判断するか、
その勘所を磨く必要があるなぁと感じる。

例えば、東南アジアの国では、
客から明日までにスケジュールを知らせる、
言われて、正直守ったのを見たことがない。

これを何も知らない日本の本社にそのまま報告し、その後数ヶ月返事がないようものなら、どんな情報の取り方をしているのか!とお叱りを受けてしまう。

またあるとき、客の会社内でもある人とある人が全く異なることを言っていたとき、
「会社の中の方針は1つに決まっているはず」というバイアスを持って聞いていると、
毎日言われることが違う、と頭をかきむしり怒り狂ってしまう(人もいる。。)

鵜呑みにせずに考えるために重要なのは、
その情報に対してどう思うのか、
次にどう進めたいのか、
自らの意志を持って聞くこと。
そしてそれを出来る人が決して多くはないと
思うのが自分の印象。。

そんなバイアスや思い込みの調整に入ることも海外営業の仕事だと感じるこの頃です。