つみかさねてゆく。

製造業 海外営業 社会人4年目。しごと、ことば、本、映画。今日という日を忘れずに。

現場にいる責任

現場の情報収集能力が足りない!
近頃そんな指摘が日本から雨霰のように
降りかかってくる。

異国でのビジネスは全てが不確実。
そもそも分からない、ということを
分からないことも多い。
お叱りを受けるのはいつも、
分からなかった事実の輪郭が見え、その重大性を認識できるようになった段階だから。

日本の常識と現地事情が
全く異なることはよくある話だし、
その期間サボっていたわけでもなく、
それ以上に重要なことに忙殺されていた、
と言うのが実情だとおもう。

それでも、

現場にいるのは自分だけだもんなぁ。
と、自分の置かれた立場を思い出す。
現場にいるって非常に重い。
OKYだの、TKYだの
駐在員ではよくある話だけど、

それでも、
やっぱり自分に責任があるんだろう。
(最近はもうポエム化してて出口がない。。)

自分にできること

新しい年になりました。
年末年始は日本に帰っています。
折角のお休みですが、
頭の中はあいにく整理がつきません。

先月のこと、
自分で進めて良いだろうと
タカをくくっていたことが仇となり、
社内で上層部まで説明を要する
問題に発展してしまいました。

発端は交渉の中、妥結点を探す段階で
私の判断でAgreeしたこと。

自分自身には筋が通っていると思ったことが、
異なる着眼点から後日待ったがかかりました。

私に十分な技量があるかは別の議論として、
その場で何かを決める権限がないのが実情。
今回の反省から現場でのやり方を
見直す必要がありますが、
どうやって現場を張っていくのか、
駐在としてこれからの課題でもあります。

今考えられる改善案は
①先回りしてオプションを考え、事前に承認をとっておくこと
②上司がどういう点を気にしているか。上司がさらに上の人間に説明するときに 、筋が通っているかを別の立場に立って考えること

自分に厳しく、腐らずに、、
今年も1歩ずつステップアップしていきたいと思います。望みを捨てぬものだけに、
明日はやってくるのでしょう。。
真田丸に影響されています。。)

それでも、分かろうとしなければいけない

なんだか社内向きなことばかり。
言ったことは思い通りには、
通してもらえず、
理解してもらえず、
言われたことは腹落ちしてなくとも
受け入れざるを得ない。

もういいや、と投げ出したくなるし、
もう知らないよ、と距離を置きたくなる。

それでも、どちらかが、
どちらかが分かろうとしなければ
物事は進まない。

相手を理解しようとすることを、
決して諦めてはいけない。
いまの環境を抜け出すためには、
分かろうとしなければいけないのだと思う。

Bad News First

新人研修のころ、
仕事の基本として教わった言葉。

報告すべきは、悪いニュースから。
そのときの課題や問題を上司に報告する。
正しいと思って今までやってきたけれど、
単身海外に駐在となったいま、
何でも日本にいたときと同じやり方では、
自分の負担が大きく、辛い!

現場の状況が分からない中で
Bad Newsを聞く人たちは、
良くも悪くも通常以上の想像力をかきたてる。
自分が相談したい状況で、
大体は逆に質問攻めに合う。

断片的なレポートにならないよう
自分自身も気をつけてはいるものの、
不確実な情報は多く存在し、
知りたくても知れないことがある。

なぜ分からないのか、
なぜそうなってしまったのか、
ときには自分も聞きたいよ、と
思ってしまうことも。。

そこは心を強く持つというか、
感情を殺さないとやっていけないこともある。
とはいえ何でもかんでも質問攻めで、
本社の指示待ち、アドバイス待ちでは
自分自身の価値がないのではないか。

何か問題が発生したとき、
これはどれくらい深刻か、
所謂「ヤバさ」を自分なりに分類して、
相談、優先度をコントロールしていくことが
必要なスキルなのだと思うこの頃。


CommitとEffort

少しの言葉の違い。
自分の状況、スタンスを明確にすること。
日本社会の阿吽がない海外ビジネスは
より注意を払う必要がある。

受注後にいつもやってくる納期問題。
お客さんの手前、正直にいきなり
「出来ません」とはいえないところ。

努力します(make a effort)で一旦収める。
ここで、お客さんに「やると約束した」と
思われないようにしなければいけない。。

特に少し時間が経つとここら辺のニュアンスが
曖昧になるから要注意。
Commitしただろ!と弱みにつけ込まれ、
先週の自分のようになってしまう。。泣

いわゆる口喧嘩、反論できる語彙力も
身につける必要をひしひしと感じます。


海外赴任します。

このたび海外赴任の辞令がでました。
通常の仕事を回しつつ、VISAの準備に、
引越し作業に、色々な方へのご挨拶。
様々なイベントに翻弄されています。。

ある方からは駐在員は「2年間」戻されることもなく、その地で続けられれば、
最低限の仕事はしているよ、
というお気遣いの言葉を頂きました。。

勿論、やるべきミッションはありますが、
空回りしてもしょうがないので、、。
今後もこのブログを日々の積み重ねの
きっかけにしていきたいと思います。

海外でもこつこつ。。



どんな人でもいる意味がある。

なんでお願いしたことをやってくれないのか。
なんで自分で考えて動いてくれないのか。
なんでそんなにテキトーな仕事をするのか。

(自分のことはさておいて?!)
会社で働く以上、他人の仕事ぶりに
ため息をついてしまうこともある。

自分でやったほうが良いのではないか、
あの人はいなくても良いのではないか、
そんなことを思うこともときどき。

昨日のこと、普段そんな風に思っていた人が、
自分が困っていたことを、
いとも簡単に片づけてくれた。
正直かなり助かった。

いまあるリソースをいかに有効に
やりくりしていくのかが会社たるもの。
そりゃそれぞれ不満はあるけれど、
どんな人もいる意味はある。
いないのとでは大きな違い。
そう思えたら気持ちに
ゆとりができるきがする。